5月 272016
 

こんにちは

前回の記事から引き続き
哲学堂公園の紹介をしていきたいと思います。

 

今回は七十七か所あると言われる
哲学世界を表現したモノたちの中から
面白いと思ったモノをピックアップして紹介したいと思います。

 

さっそく見て行きます。
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開園時間は8:00〜18:00(入園は17:30分まで)。

 

哲理門(てつりもん) 妖怪門(ようかいも)
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左右に幽霊と天狗が祀られています。
この地に幽霊梅と天狗松があった事からだそうです。
幽霊は精神界、天狗は物質界の不可解の象徴とみなしたもの。

う〜ん、難しい(笑)。

このような説明書きが各所にあるので、
じっくり読みながら哲学にふれて行きましょう。

 

硯塚(すずりづか)
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井上円了が全国巡遊中に各地で使った硯を供養した記念碑。

 

宇宙館(うちゅうかん)
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哲学とは宇宙の真理を研究する学問である。
その学びのための講義室。

 

幽霊梅(ゆうれいばい)(跡)
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井上円了が駒込に住んでいた頃に、
梅の下に幽霊が出ると騒がれたことがあり
その梅がここに移してあったそうです。

 

六賢臺(ろくけんだい)
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東洋の六賢人として、日本の聖徳太子・菅原道真、中国の荘子・朱子、
印度の龍樹・迦毘羅を祀った建物。

 

常識門(じょうしきもん)
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正門の哲理門に対して、
こちらは普通の出入り口なので常識門の名がつけられているそうです。

 

四聖堂(しせいどう)
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東洋哲学の孔子と釈迦、西洋哲学のソクラテスとカントの
世界四哲人を祀るために建立。

哲学堂公園の中で一番最初に建てられたのが、この四聖堂です。
四聖堂は哲学堂とも称されることもあったので、
哲学堂公園の名前はそこからきているそうです。

 

演繹觀(えんえきかん) 傘型亭(かさがたてい)
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「論理に達する参観者は、ここで小休憩してよろしく内省し、
よく道理にあてはめて断定するようされたい。」
だそうです、難しいなぁ(笑)。

 

なんて思いながら見て回っていると
あっ! カルガモ!
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あまり気合いを入れて見ていると疲れてしまうので
カモに癒されながら休憩。

 

さて、気を取り直して
概念橋(がいねんきょう)
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島を理性、橋を概念として表わしているのですね。

 

概念橋を渡ると
鬼燈(きとう)
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人の心の中の鬼にも良心があると言う事を表わしている像。

 

先天泉(せんてんせん)
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「我々の心の深奥には時に教育や経験を超越した
高妙尊厳の消息に接することがあるのを、この天然泉に喩えている。」
う〜む、難しくなってきた。

 

筆塚(ふでづか)
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先に紹介した、硯塚と同様に筆を供養した記念碑。

 

狸燈(りとう)
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「人間の心情には狸に類するものがありしかも、
時には光輝ある霊性を発することもあるとして腹中に燈籠を仕込んである。」
鬼燈と対になる像です。

 

哲学の庭(てつがくのにわ)

第一の輪
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老子、キリスト、釈迦、アブラハム、エクナトン。

第二の輪
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達磨大師、聖フランシス、ガンジー。

第三の輪
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聖徳太子、ユスチニアヌス、ハムラビ。

哲学の庭とは

ハンガリー出身で晩年日本に帰化した彫刻家のワグナー・ナンドール氏の作品で
2009年に日本とハンガリーの外交開設140周年・国交回復50周年の記念事業の一環として
中野区に寄贈されたモノ。

同様の彫刻がハンガリーの首都ブダペストにもあるそうです。

 

以上、気になったモノをピックアップして紹介しました。

まだまだ他にも見応えのある場所がいっぱいあるので、
残りは是非ご自身で足を運んで確かめてみて下さい。

 

散歩をしながら哲学にふれられる、そんな素敵な公園でした。

 

masa。

 

公園のサイト

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